2007-03-06

9.アスワンに着く

イシス神殿はもともとフィエラ島というところに建っていたんだけど
アブシンベル同様、ダムの建築によって沈んでしまうことになった。
そこで隣のアギルキア島へ移設された神殿。
位置的にはアスワンダムとアスワンハイダムの間にあるので
ここへは船に乗っていかなきゃいけない。
そしてかなりの観光地ですごい数の観光客でございます。
クレオパトラの父が建設したとされるので、遺跡としては
これまでのものに比べると結構最近(!)です。
確実にタッチが違いますね。


水の上に建ってるイシス神殿


とてもキレイに残ってる


巨大なレリーフ

写真に収まりきらないよ

イシスとは女神でホルス神の母とされてかなり有名な神様。
ホルスに授乳するレリーフなどがキレイに残っているけど
一番表の巨大なレリーフなどはコプト教によって
ある意味すごくきれいに削り取られている。
ちなみにイシスは「Isis」と書いて、
トヨタ「アイシス」はイシスからとったらしい。
ここで習ったのは、たくさんある柱の模様と形によって
いろんなことが分かるってこと。
元々上下に分かれていたエジプト。
それぞれを象徴する動物や植物がある。
上エジプトはハゲワシと蓮(ロータス、下エジプトはコブラとパピルス。
んで、上下を統一したファラオの王冠にはその証拠として
ハゲワシとコブラが一緒に書かれていたりすることが多くて、
柱の場合はロータスとパピルスのレリーフが交互に彫られていれば
上下エジプト統一しているときに建てられたものであると考えられる。
それにプラスしてやしの葉のレリーフがあれば、
その建物はローマ・ギリシャ時代に建てられたものだとわかる。
そして、柱の一番上の部分が花のようになっているのだが、
ここが開いているように見えるものは天井がない場所の柱。
逆につぼみのようになっていれば、天井があるところに建っていた柱となる。
今は天井がない部分も多いけどそうやって見ると当時の感じが少しわかる気がする。


キレイな花びら

つぼみの画像がありませんでした

また、日の当たるところのレリーフは彫られているのに対して
日の当たらないところは浮き彫りにされているんですよ。
これはたいまつなどを使うとレリーフが汚されるため神殿内では
明かりなどは使われなかったので、手で触ってそのレリーフを知るためだそうです。








このイシス神殿の一番奥の部屋の隅に30センチ四方くらいの穴があいていて
その奥は小さな部屋になっています。
通常神殿にそういったものは作らないので、
神官が秘密の財産などを隠す場所と作ったもので、
後世ナポレオンがこれらの財宝を奪っていったそうで。
これもモっちゃんの解説で、ぜんぜん気がつかなかったけど
こうやって聞くと本当に楽しく遺跡が見れます。


ナイロメーター

巨大で細かいレリーフ

とりあえず、このイシス神殿。
各国入り乱れた大混雑でございました。
途中各ガイドと譲り合ったりしながら、案内してくれるんだけど
そこで英語とフレンチを巧みに操るモっちゃんの優れた語学力を
目のあたりにできました。

このとき、集合場所でちょっとだけ時間があったので
ちょっとモっちゃんとしゃべったんだけど、
自分の小さいときの写真を携帯で撮って入れてあるらしく、
それを見せてくれました。
エジプトではそういう習慣があるのでしょうか?
それにしても4歳児のモっちゃんはとても賢そうな顔をしていて、
クリクリの髪の毛もたくさんありました。


ここにも猫が住んでる

イシス神殿を出る頃には既に太陽が傾きかけていて、
これからファルーカ(帆掛け舟)に乗る予定になってるんだけど
どうなるのかなと思っていたら、明後日に延期になりました。


何十隻も集まる

そのままバスに乗って、アスワンのスーク(市場)へ。
ココでは大きな通りの両側に小さなお店が所狭しと並んでいて
なおかつやっぱりみんな「ワンダラーワンダラー」と客引きをしてる。
このスークでは香辛料やスカーフや衣料品、銀製品など
案外いろんなものが売ってました。
モっちゃんお勧めの香辛料のお店でサフランやシナモンなど購入。
サフランは日本ではほんのちょっとで数千円とかするからかなりお得な感じ。
あと、これまでのエジプトの料理でよく使われていたクミンを購入。
町の中を自由に歩くっていうのは今回の旅行で初めてのこと。
ちょっと緊張です。


小さいお店がたくさん

地元の人もたくさん

ここで、とあるお店でみんなと同じように客引きする青年が「コロンボ」って言うの。
ダーはコロンボ好きなので、思わず受けてしまったクイは笑っちゃったのよ。
そしたら、この青年「コロンボってなんだ?」とか「日本ではいけてるのか?」とか
面倒くさいことを聞いてくる。一生懸命説明したけどちゃんと通じたかは不明。
するとこの青年、日本人の23歳の女の子と3年間の遠距離恋愛を経て結婚して
今は2歳の子供いるという。そして奥さんと二人の携帯電話の写真を見せてくれた。
「とてもキレイな日本美人だから、あんたはラッキーな男だよ」と褒めてやると
喜んでいた。んで、分かれる段になると一緒に写真を撮ろうという。
そしてお店の前でボクのほほにキスをしてくれと言う。
もちろんチューなんて「NO!」とお断りしたけど、
コレって・・・コレって・・・さっきの奥さんの写真と同じ???
いつの日か私も旅行客の日本人に彼の奥さんってことで紹介されちゃうのかしらねぇ~

さて、しばらくぶらぶらとした後はバスに乗り、
やっとホテルへ戻りました。
このホテルは各階にミニバーがありクイたちの階にはキュートな
ヌビアっぽい男の子がいました。
クイたちが通るたびに「後で来て下さい」と誘ってくれる。
それにしても、アスワンの人にはクイの英語が通じない。


こじんまりとした部屋

部屋のキー

夕飯はお昼と同じダイニングだけど、今回はビュッフェです。
やっぱりビュッフェは美味しくって、
ここのデザートもかなりぶっ飛んでましたよ。
このホテルは日本人が少なく、フレンチとか欧米人が多かったんだけど、
彼らのデザートの盛っぷりが激しくって見とれてしまいました。

ケバブがまずい・・・

ここでダーに手紙を書いてみました。
バレンタインデーだったので書いてみたんですが、
アスワンからどのくらいで届くものかと、ちょっと実験的な目的です。
でも、ココではフロントに切手はなく、すでにshopも閉まってる。。。
あぁ不便です。
仕方ないので明日ルクソールから出そうと思います。

さすがにこの日、これまでの睡眠不足のピークとなり、
ナントなおよりも早く爆睡。
かわいい男の子のミニバーにも行きたかったのに・・・
どちらかというと気を失ったといった方が正しい状態でした。


つづく・・・

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