2007-03-09

10.またしてもバス移動

2月14日
とても深く良質な睡眠を成し遂げた朝はこれまた清清しいのです。
昨日気絶したあと、ナント初めてモーニングコール前におきませんでした。
朝ごはんのバイコングも朝の荷造りも
すっかり自分のペースを掴んできた6日目です。
6:00モーニングコール、6:40荷物回収時間、6:45朝食。
通常なら絶対に寝てる時間です。

バスマホテルからの景色

予定を立てている時、移動はできるだけ飛行機でと思っていて、
ただでさえ時間がもったいないのにバスなんてもってのほかって考えてたんですが、
すっかり昨日と今日のこのバス移動を見落としていて、
このツアーを申し込んでしまったんですよ。
でも、実際バスで移動してみてこっちの方が楽だし、
時間もかからないって分かりました。
というのも国内線とは言え、エジプトだものいろんなトラブルが考えられるので
飛行機に乗るときにはやっぱり2時間前には着いているようにするらしいから
それだけで結構な時間ロスだし、
空港に移動して荷物もってチェックインして・・・ってな
ことになるととっても重労働。
その点、バスは朝決まった時間にホテルの部屋の前にかばんを出しておけば、
それが自動的にバスに積み込まれ、私たちはバスに乗り込んで、
寝たりしゃべったりなんか食べたりしてればいいのよ。
まぁ限界3時間くらいの距離だけどね。
もう一つの選択肢としては豪華客船3泊4日のナイル川クルーズでの移動。
アスワンには300隻以上の客船が出入りしているそうです。
これも最後まで迷ったんだけど、アスワン-ルクソールに4日消費するのは
かなり厳しかったのよぉ~でも、未練。
そして今日もバスでコンボイに守られながらルクソールまで移動です。

途中、いくつか有名な遺跡があるので、
それを見学しつつ、ルクソールを目指します。
線路に沿った道路をガンガン飛ばす。
いったん電車に抜かれたけど、途中で抜き返すあたり、
さすがエジプトです。
途中途中に出てくるアラビア語の駅もちょっと面白い。


抜かれたんですが・・・

抜き返しましたよムスタファさん

最初についた遺跡は【コムオンボ】
コム=丘、オンボ=金 で金の丘です。
この近くには今でも使用している金の鉱脈があり、
金の捧げ物が山のように積み上げられていたことから
この名前になったという説があるそうです。
ここは二つの神様を一度に奉ったとっても変わった神殿。
その為に全てが二つずつあり、左右対称になってます。
正面入り口の左がハヤブサの神・ハロエリス(ホルス)、
右がワニの神・セベクに捧げられたものです。
ここの見所はまず古代のカレンダー。
ナイル川の氾濫の時期を知り農業をするために必要なものだったんですね。
それとここには医療のレリーフがあって、
世界初の処方箋が彫られてるし、分娩台とか彫られてますよ。
ここには珍しいワニのミイラがあるんですよぉ~。
エジプトにて初ミイラです。
ここの見学は約30分くらい。短いです。
っていうのも、コンボイが勝手に時間を決めるからです。
そんな短い時間で見れるわけがございませんがっ。


左右対象の神殿

世界初のカレンダー


出産シーンです

世界初のカルテらしい



こんな細かい作業って・・・

セベク神のワニのミイラです



捕虜(片腕が無い)と思われるレリーフ

ナイロメータ

ナイルにたたずむおっちゃん

途中バスの中でモっちゃんが教えてくれた。
民族衣装のガラベイヤ。アスワンとか田舎の方だと着てる人も沢山いる。
女性は黒いガラベイヤは既婚女性の証だそうです。
そして女性があたまにかける布は、大体生理が始まるとつけるそうです。
カイロなどの都会に行くとガラベイヤを着ている人も少ないし、
時々あたまに布をかぶっていない女性も見かけます。
少しですが、エジプトにもキリスト教徒がいるらしいけど、
カイロにしかいないそうです。


アスワンではガラベイヤの人が多い

この人は独身です

次はエドフの【ホルス神殿】
これまで何度も名前の出てきた有名な神様。
エジプトではいろんなところで活躍するはやぶさの神様。
ファラオはホルス神の化身とされることから、ファラオの名前には
ホルス名というのがある。
ホルス神殿にはエジプト神話のホルス神にまつわるストーリーが
レリーフとして描かれている。
そのストーリーとは・・・
いわゆる神様中の神様である太陽神ラーには
オシリス、イシス、セト、ネフティスという男2人、女2人の4人の子供かいて
それぞれオシリスはイシスと、セトはネフティスと結婚した。
ラーが退き後を継いだのは長男のオシリスとなりそれをセトは妬んだ。
またセトの妻であるネフティスがオシリスを慕い誘惑をした。
それを知ったセトはオシリスを暗殺する計画を立てる。
セトはあるパーティーの余興として、たいそう立派な石棺を用意しこういい放った。
「この棺がぴったりの人へ棺をプレゼントしましょう」と。
もちろんコレはオシリスにぴったりに作ったもの。
オシリスが入った瞬間、棺を閉めてナイル川に流してしまった。
(ここら辺が神話よねぇ~)
コレを知った妻のイシスは棺を追って行方不明に。
オシリスの遺体を発見したイシスは、何とか復活をさせるが、
完全な復活ではなく、死者の世界に生きることになっちゃった。
ここで冥界神オシリスの誕生です。
死者の世界に行く前にイシスは子供を妊娠します。
この子がホルス神でございます。
ホルスが大きくなった時に、父親の仇セトを打とうとします。
何度もチャレンジしますが、敵もさるもの、ホルスは返り討ちに合い、
左目をくりぬかれてしまいます。残酷・・・
でも知恵の神であるトキの頭をしたトト神に治してもらいます。
このことからホルスの左目はウジャト(またはウジャトの目)と呼ばれ、
癒しの目という意味があり、保護と安全のシンボルとなりました。
なので、古代の人々は、このウジャトの目を魔よけや護符として、
身に付けたり、ミイラにおかれたり、棺に描かれたりしてました。
右眼が太陽、左眼が月を表します。
因みに右眼は”ラーの眼”と呼ばれるらしい。
とにかくホルスは無事セトを討ち、セトはかばとなってしまいました。



でかすぎる門

ホルス神のしるし




このホルス神殿の見取り図らしい

巨大な壁



ホルス神とカバにされたセト神

クイとモっちゃん

さて、このホルス神殿はプトレマイオス朝になってから建てられたものなので、
まぁ結構最近のものなんですよ。(って言っても2000年は経ってますけど)
んで、後からコプト教(キリスト教)がやってきて、
他の神様は認めませんってことで、ホルス神のレリーフを見事にけずちゃってます。
その上、この神殿を使い、ある部屋は台所で使ってたらしく
天井がススで真っ黒です。
んでも、奥のお部屋で一つキレイに残ってる天井があって、
天の女神ムト神が描かれていて、星もきれいに残ってた。


ススで真っ黒です

ここのアンクはデザイン化されてる



司聖所には船が置いてある

ムト神 腰下が星マーク




警備のおっちゃん

ナイロメーター



修復中のおじさん カメラ目線です

ホルス神殿はきれいな色が残ってる

ホルス神殿を出たあとはルクソールへ向かいます。
途中、コンボイとお別れします。



まるで昔話のような光景

超乗合バス



コンボイとのお別れ 普通の銃持ってるし

ルクソールの入り口にはこんな門が


つづく・・・

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