2007-04-28

20.さようならエジプト

2月18日
そんなこんなで少しは寝れて、5時頃にちょっと熱が下がった気がした。
そのまままた眠りについて、7時半頃、
この旅で初めてナオに起こされると
また少しよくなってる気がした。
ナオに熱が出ちゃったことを言うと、
サトちゃんからバファリンをもらってきてくれたので、
ここで初めて活躍となったウィダーインゼリーを胃袋に入れて
薬を飲みました。
しばらくすると、どうやら薬が効いてきたらしく、
だいぶ楽になった。
実はクイもちゃんと解熱剤はもってきてたのですが、
先日同席になったオノさんが風邪ひいちゃったと聞いて、
お薬をあげたんです。
何が根拠だったのか、自分は大丈夫なんて思ったもんで・・・

それでも今日は帰る日だもの。
このまま観光はパスして寝てるってわけには行かないの。
それに今日はこの旅でとっても楽しみにしてた
エジプト考古学博物館】の見学だものぉ~。
荷物を出して、一応朝ごはんも少しおなかに入れて、
バスに乗る頃にはだいぶ薬が効いてくれたようで、
かなり普通っぽくなってきました。

エジプト考古学博物館
では3時間も時間をとってあったのに、
お祭りのような人だかりに、大量すぎる展示物で、
やっぱり完全に時間不足です。
モっちゃんがチョイスした品々を中心に見て行きますが、
ここも写真は完全にアウトなので、主だったものしか覚えてません。


ピンクのエジプト考古学博物館

エジプトの国旗です。


一つはモっちゃんがめちゃくちゃオススメしてた、鴨の絵。
数千年前に描かれた思えないほどの美しい絵が残っていた。
そしてやっぱりここはツタンカーメンよ。
【黄金のマスク】に3つもの厨子、2つの棺に、
現代でも売ってそうな装飾品の数々、そして【黄金の玉座】。
どのグループも説明してるし、有名な展示物の回りは
すごい人でみこしを担いでいるかのごときです。
あと、ミイラ室っていうのがあって、ここはプラス別料金100LEなんです。
日本円で2000円取るってすごくない?
もちろんその名の通り、ミイラしか展示してありませんし、
どれ見ても同じに見えるのはクイだけではないと思うんですが。
まぁ一生に一度のことですから、ちゃんと見てきましたよ。
ここで、ラムちゃんにあってきました。
鼻がツーンと高く(ミイラを作るとき棒を突っ込んで高く整形してるらしいが)
なかなかの男前でらっしゃいました。
他にも、どうやって運んできたの?ってものや
こんなに乱雑に並べてていいの?っていう感じで
本当は1日半くらいかけて見るべき所だと思うのよね。
3時間もあれば大丈夫とタカをくくっていたが、失敗でした。
(写真禁止なので以下の画像はOsirisExpressからの転載です。)



かなり雑然としてるのよ

ジャッカルはミイラを守る役目だから目を血走らせてる


アクエンアテンの像

タバコサイズ 唯一のクフ王の像


黄金のマスク

一生忘れないです、きっと


3重目くらいの棺

2番目くらいの厨子


ツタンカーメンの王座

近くで見るとこんな感じ


ツタンカーメンの内臓が入れられていたカノプス壷

何とか喧騒の中、入り口前の待ち合わせ場所に集合。
待ち合わせ場所の目印として、池があったんですが、
ここにはまず真ん中にパピルスが生えており、
周りの水には蓮が沢山生えていました。
これはまさに上エジプトの象徴である蓮と
下エジプトの象徴であるパピルスではございませんかっ!
なんでもない植物でも理由を知ると何でも楽しくなってきます。

周りが蓮、真ん中がパピルス


最後のランチは船の中です。
ナイルに浮かぶ大きい船の中のレストランです。
ここは観光客だけではなく、地元らしき人もご飯を食べていたんですが、
どうもヘンな盛り上がりを見せている。
んん?
どうやら、サッカーのアラビアンリーグで本日決勝戦のようで
エジプトがどうやら優勝をするかどうかの運命の日らしいんですよ、今日は。
そういえば、アレキサンドリアのホテルのエクスチェンジで、
人が両替してるのに、ちらちら左脇の小さなTVを見てる
不届きな兄ちゃんがいて、
「まったくもぉ~、こんないいホテルでもこんな人がいるね」
なんて思ってたんですが、どうやらコレですわ、原因は。

肝心のランチはやっぱり油っぽいご飯に
堅い肉のようなものだったんだけど、ここのポイントは
モロヘイヤスープです。
モロヘイヤスープといえばエジプト代表する料理。
クイはモロヘイヤが大好きでどんなスープが出るのやらっと
かなり期待していたのですが、誠に残念ではございますが、
最後まで飲み干せませんでした。
モロヘイヤ特有の粘りはちっとも感じられず、
にんにくの効いたスープのなんだけど、
味がほとんどないんですよ。
本当に残念でなりません。

レストランを出て階段を下りているとき、
奥の人目につかない踊り場のようなところで、
モっちゃんがお祈りをしてました。
イスラムでは毎日決まった時間におまいりをすることが決まっているんですが、
モっちゃんのように仕事中は必ずしもその時間にするわけではなくて
空いた時間を見て、するそうです。
やっぱりなんだか家族のトイレを思わず開けてしまったような
ちょっとした恥ずかしさがありました。

船を降りて外に出るとナント雨が降ってるではありませんかっ!
この10日間一度も見ていなかったので、
なんだか懐かしいような気もする雨でした。
カイロで雨が降るのは珍しいようで、ある意味まれな体験だったのかもです。
そんな雨もすぐにやみ、あとは空港へ向かってバスで直行です。

雨のカイロです


バスの中では本日2回目のバファリンタイム。
どうも薬が切れてきたらしく、また熱が湧いて出てきました。
ふぅ~。治ったわけではないようだが、
あと半日よっ!ファイト!

カイロ空港のすぐ側に新しいスーパーができていて、
ここが最後の立ち寄り場所です。
いわゆる普通のスーパーだけど、
エジプトではいままで見たことがございません。
バファリン飲んでも、そんなにすぐには効くわけもなく、
エジプトポンドもほとんど残ってなかったので、
クイはそのままバスに残っておりました。
ナオがポテチなどを買って帰って来ました。

ナオが撮ったスーパーの様子


さて、最後の観光地も終わり、
いよいよカイロ空港です。
そして、ここで、10日間まさに密着でお世話いただいた
モっちゃんともここでお別れ。
モっちゃんは今年、もう一度日本へ留学しに来て、
そこから数年間、村田製作所でお仕事だそうです。
結局、結婚してるのか聞けなかったけど、
風のうわさではもうすぐ結婚するっていうことでした。
あぁホントにナイスガイだったわ。
家に帰ったら早速ダーをつるっぱげにして、
インテリジェンスなめがねをかけさせて、
モっちゃんダミーにしてやるっ!
バスから降りて、一人一人に握手をして、挨拶してくれた
モっちゃんにすかさずメールアドレスをお渡ししましたわ。
(旅行から2ヶ月たつが未だに音沙汰ございませんが・・・)

カイロ空港に入ってから、すっかりモっちゃんの庇護を失った私達は、
荷物がなかなか出てこずに、後から来た人にドンドン抜かされ、
やっぱりここではサトちゃんは役に立たないと実感。
まぁそんなこともあろうかと、出発の三時間ほど前にここに
入ってはきてるんですがねぇ~。
するとここで、空港の片隅から大歓声がっ!
どうやらアラビアンリーグでエジプトチームが点数を入れたらしい。
今年から、エジプト航空は団体旅行でも個人でチェックインしなくちゃいけない
ことになったそうで、ほとんどのカウンターで長蛇の列です。
しかしせっかく個人チェックインになったんだから、
前が広い席にしてほしいってことで、頼んでみたんだが、
あえなく撃沈でした。。。。

再びかわいい電話ボックス


チェックイン後、空港はバレンタインのディスプレイがあったりして
とってもにぎやか。
この頃には熱もまた下がってきたんだけど、
念のため、サトちゃんを見つけて、バファリンをいただいておきました。
飛行機は今日も満席です。
すごい人気なんだね、エジプトって。
ハワイのゴルフツアーでも行ってそうな熟年ご夫婦や
新婚旅行のような感じのカップル。
でも、若い女の子の二人連れってのはなかなか見当たらなかったかもね。
それにしたって、クイのツアーの中で最高年齢のご夫婦は、
お2人とも80オーバーだったんですよ。
旦那さんはかつては商社でお勤めで、彼が仕事で海外へ行くときに
奥様も一緒については行っていたそうで
「彼は会社のお金でファーストクラスなのに、私はいつもエコノミーだったのよ」って
お話してくれました。クイなんかよりずっと健康で、サクサク歩くし、
どんな怖いアラブ人相手でもちっともひるまず、
スゴイです。
クイなんて、これ以上年をとったらエジプトは体力的に無理だろうって
この旅行を決意したいのに、まったくお恥ずかしい限りでございます。

バレンタイン仕様


乗り込んだ飛行機の中では、
これまた珍しいことにアルコールなしで爆睡。
そのせいか13時間のフライト時間も帰りはホント早かった。
気がつけば、薬が切れる時間をとうに過ぎていたのだが、
どうやら熱は出ていない様子。
結局旅行中に治ってしまったようだ。


エジプト航空です

国営なんですよ


成田空港へは予定の30分遅れの13:30頃で到着。
一応、20:00発富山行きの飛行機を超割で取ってあるんだけど、
何とか羽田発16:00の飛行機で富山へ帰りたいのよ。
だって、その間16:00の次は20:00までないなんてあんまりよね。
その為、10日間も一緒に過ごしたナオなのに、
ハグだの握手だの、劇的な演出もなく、
まるで明日会えるような簡単なお別れをして、
さっさと荷物を宅急便で家に送って、
慌ててリムジンバスへ乗り込んだのでした。
そのおかげか、無事16:00の飛行機に乗れたんだけど、
第2ターミナルが新しくできたとかで、
これまた富山行きのゲートが遠いんだぁ~。
なんだかなぁ~。

さて、これでやっと無事富山へ到着。
ダーに迎えに来てもらったけど、
荷物がないからなんだか拍子抜けしたみたい。
あぁ~!ダーにもう一度会えることができました。
ファラオ、お願いを聞いてくれてありがとね。

今回のエジプト旅行はしっかりJTBというゲージの中に入れてもらって
そのゲージのままエジプト各地を引きずり回してもらってきたって感じでした。
初めての中東だし、このツアーにして本当によかったと思うけど、
次に行くときはもっともっと現地の人としゃべったり、
触れ合ったりできる旅行がしたいです。
でも、次にエジプトへ行く前には、
少なくとも、トルコとスペインとマチュピチュが順番待ちしてますから。

今回の旅で行った場所のチケット


クイを快く10日間もの旅行に送り出してくれた、ダー
わりと扱いにくい性格のクイに10日間も一緒にいてくれた、ナオ
本当にありがとうございました。

2007-04-26

19.ただいま、カイロ

三度目のカイロです。
やっぱりアグレッシブ運ちゃんは3時間かけずに
カイロまで帰ってまいりました。
このバスの中でもう一人あだ名を決めました。
「ミスP」
彼女はどうも日焼けをひどく嫌っているらしく、
バスに戻るたびに日焼け止めを塗り捲っているのだが、
それが白いまま顔に残っていて、
真正面から顔が正視できないような状態になっています。
「日焼け止め」ではすぐにだれか分かってしまうほどなんです。
そんなに日焼けがだめなら、エジプトっていう選択肢は
普通ないんじゃないの?って思うんですけどねぇ~。
まぁお母さんと2人での旅行なので、母の強い希望だったのかも。
ミスPの理由は紫好きだから。
パープルのPでございます。
ちょっと近寄りがたい彼女だけど、ディナーで一緒の席になったりして
話してみたりするとひどく感じのよいお嬢さんなんですよ。
だから「ミス」をつけてあげましたっ。

カイロに近づくと右手にピラミッドが見えてきたが、
もう大騒ぎなんてしないのさっ。
すっかり慣れてしまったんだもの。
クイがはじめて富山に行ったとき、
立山がそびえたつその景色があまりに美しくて
ひどく感動したんだけれど、
今ではたまに天気のよい時にちらっと見る程度になって、
すっかり生活の一部となってるんですが、
いわゆるカイロの人々にとってピラミッドは
そんな感じなんだろうなぁと思いにふけっておりました。

今日はもうそのままホテルにチェックインして、
夕飯までは自由時間。
今度のホテルは【セミラミス・インターコンチネンタル】
昨日のヘルナン・パレスティヌはゆったりとして優雅なホテルで
すごくよかったけど、こっちは都会の洗練されたホテルでGOOD。
特に、今回クイたちはホテルアップグレード&眺望指定にして、
スタンダードより2万円ほど多く払ってるもんだから、
見事なナイルビューの上に、11階だから大きな橋や町並みも
美しく見える。
そしてそして、それ以上にびっくりなのが、角部屋でセミスイートな
お部屋だったのですよぉ~。
間違えてダブルブッキングでもしちゃったの???って思うほど
ゴージャスなお部屋で、もちろんミニバーもあるし、シャワーと
バスタブが別になってるし、なんとミニキッチンあるし、
これまでで一番のお部屋でした。
結局、アレキサンドリアで前倒して観光したことで、
このゴージャスなお部屋で過ごす時間を増やしてくれました。
さんきゅ、モっちゃん。


ベットもひときわ広い

部屋の広さがわかるかな?


これでどうだっ!

立派なキッチンもあります


・・と、すっかり部屋に入ってテンションあがってみたものの、
しばらくすれば、平常心に戻り。
ここで初めて2人だけで道を歩いてみることに。
はっきり言って、今回の旅でモっちゃんの庇護のない状態で
普通の町中を歩いてないんです。
ホテルの玄関から出てみると、道路を挟んで、ナイル川が流れてる。
だもんで、ナイル川へいきたいのだが、
道路が渡れない。。。。
横断歩道まで行かないと渡れないほどの交通量なのよ、カイロは。
でも地元の方々はすげータイミングと身のこなしで渡るのです。
とてもじゃないがクイとナオだけでは中央分離帯まででも
たどり着けないと思います。
というわけで、道路を渡ることを断念した、となると、
あとはホテルの周りをぐるりと回るのみです。
それでも、ぐるっと一回りしただけで、
やっぱりじろじろ見られるし、TAXIの運ちゃんはガンガン話しかけてくるし、
そのうちついてくる始末。
そして「ボクは日本人と結婚するのが夢なんだっ!」などと叫んでる。
「I wish your dreams come ture.」と言って若干小走りで
すぐに帰って来てしまいました。
あ~、怖かった。

命カラガラ撮って来た画像


この立派なホテルは、中にちゃんとショッピングモールが入ってて、
カフェやお土産ショップに美容院に花屋などなどかなりの充実ブリ。
ここのジュエリーショップで、お土産にと思ってたアンクのペンダントトップを発見し
二つ購入。
一つはダーに。ダーは最近IDタグのようなシルバーのネックレスをしてるので、
それにくっつけてもらおうと思って。
もう一つはスーツケースを貸してくれたカブにお土産。
いつもエジプトのお店でパッケージについてはまったくの無頓着で
そのまま袋さえもいれず、手渡しなんてこともあったけど、
ここではちゃんと小さな袋をくれて、なんだか感激。
それにここで接客してくれた女性は、クイがエジプトで初めてしゃべった
現地の成人女性です。
男社会のエジプトではお仕事してるのはほとんど男性で、
なかなか女性と話す機会がなくて、ずーっと「話したいなぁ~」って
思ってたので、とってもうれしかった。
クイ達が「かわいいぃ~」って言いながら商品を見てると、
その彼女が「それはどういう意味?」かって聞いてきた。
まぁキュートとかプリティとかって言うと、
アラビア語で同じような意味で、「カワシィー」っていう言葉が
あるんだって。最初それを言ってるのかと思ったらしい。
同じような意味で「ダミール」って言うのもあるってことだけど、
これは前にモっちゃんから聞いて知ってました。

よくエジプトでは名前を聞かれる。
ここまで既に4,5回は聞かれてる。
ここでも聞かれた。
そして今回はクイも彼女に聞き返してみた。
快く教えてくれて、アラビア語で「神様に祝福された」っていう意味の
名前だって教えてくれたのに、肝心な名前を忘れちゃいました。
ごめんなさい。とってもかわいくていい娘でした。
一緒に写真とってくればよかったよぉ。

他のお土産ショップによってみると
ここには特攻隊長がまたワチャワチャ大きな声でしゃべりながら
忙しく店内を歩き回っている。
どうやら、値引きをさせようとしているらしいが、
例によって旦那さんは我関せずとニコニコ商品を見ている。
まさにジャパンの象徴とされる景色でございますね。

さていよいよ、旅も終盤なので欲しいものはモっちゃんに頼んでみる。
クイはアラビア語の目覚まし時計が欲しかった。
しかしこのあたりには売ってなくて、ショッピング街へいかないと
なさそうだとか。
しかしモっちゃんに頼んでいるこの時、その側にはショッピング街にあるお店
ベネトンの人がいたのだ。
実は、数日前にお土産としてモっちゃんから紹介された
ベネトンのエジプト綿で希望のカルトューシュを刺繍してくれるTシャツが
あったんだけど、これが本日納品で、ちょうど持ってきてくれていたところだったので
す。
そこで、色は何でもいいし、500LE(1000円位)ほどかかってもいいから
目覚まし時計を買ってきてもらうようにお願いしてくれました。
うれしぃなぁ~うれしぃなぁ~。

せっかくのアップグレードしたお部屋なんだから
あとは戻って、バスタブにお湯を入れてお風呂に入り、
分厚いバスローブをまとって、
ベランダのソファに腰掛けて、
心地よい音楽を聴きながら、
ナイル川の流れをボーっと眺めれるなんて、
本当にエジプトに来てよかったぁ~!
このまま幸せの頂点のエジプトで死んじゃってもいいと
思える瞬間でございました。
しかし、後でこんな風に思ったことを
思いっきり後悔する事態になろうとは、
この時のクイは知るよしもなかったのである。


部屋からの眺め

美しいでしょぉ~

すごく分厚いバスローブが気持ち良いの


さて、この後は19:00からのディナークルーズです。
ナイルを走る船に乗って、ディナーを食べながら、
ベリーダンスが楽しめるというもの。
この時、アブシンベルで買ったガラベイヤ風のシャツに
持ってきたパンツをあわせて、ハンハーリで買った
サンダルを履いていきました。
思いのほかシャツは大きくて、サンダルは歩きづらいことに
気づかせてくれました。
モっちゃんも初日に見た以来、久しぶりのスーツ姿です。
ホテル一階のロビーに集合し、そのままあのビュンビュン車の通る道路を
モっちゃんの指示の元、ナイル川へ渡り、
そこからしばらくのところに停泊してるクルーズ船へ乗り込みます。
もちろんクイたちだけじゃなくて、先客にはやかましい中国人たち。
思わずそのやかましさにモっちゃんは「静かにしなさい」と
注意しにいったほど。他にもイタリア人のツアー客などすごく沢山の
人たちがいました。
そして驚きなのはディナークルーズといいながらビュッフェ。
これには皆さんびっくりしてました。
想像していた静かで優雅なディナーってかんじではなく、
結構狭いし暗いし騒がしい、やっぱりエジプトよねって感じ。
しとやかに、ナイフとフォークでカチカチ、
いいタイミングでギャルソンがワインを注ぎにきて・・・
なんてことはよっぽどの高級レストランに行かない限りは
味わうことができませんのよね。
さぁ~毎回、席取りではクイはいい席についていたので、
これでは同じツアーの人たちに悪いなぁ~なんて思い、
窓際の席は座らずに、一番端っこの席に座ったんですが、
実はこの席、ベリーダンスが行われるところのすぐまん前だったんですよ。
思惑とは逆にまたまた、よい席に陣取ってしまうことになりました。
それどころか、2回目のダンスの時には、舞台へ借り出されて、
一緒に踊り、また写真をぱちぱち撮られ、
それを30LEで売りつけられる惨事。
まぁ楽しかったからそれでもよかったんだけどね。
食事は思ったより美味しかったんだけど、
すごい人数がビュッフェに集まるわけだから
長蛇の列で、とても並ぶ気になれず、
適当に取りやすいものをちょこちょこ食べて、
ワインも今回は白を2杯も飲みました。
ベリーダンスの後はひたすら回り続けるスーフィーダンス。
男の人がスカートのようなものをはいてそれがキレイに広がって、
とにかくずーッと回り続けている。
もう目が回るとかってレベルではございません。
さすがにこれはやらされませんでした。

一応ディナーな雰囲気です


非常にグラマラスなベリーダンサー

周りすぎてバターになりそうです


ダンスの後はデッキへ行って、夜景見学。
と行きたかったのだが、さすがの寒さにちょっとだけで退散。
あっという間に2時間のディナークルーズを終了です。
最後にまたギャルソンのあんちゃんと仲良くなったので、
写真を撮ることになったのだが、クイのデジカメで盛んに撮れという。
そして、撮った画像を見せると満足そうに去って行った。
これっていったい・・・


クルーズ船からの景色

外から見たセラミスホテル

クルーズ船スカラベです

クルーズを終えて、ホテルのロビーに戻ると
さっき目覚まし時計をお願いしたベネトンの人がいる。
モっちゃんに寄っていってみると、
実は目覚まし時計は見つからなくって、腕時計しかなかったけど
これでよければ500LEでOKとのこと。
確かに文字盤がアラビア数字の時計なんだけど、
クイが欲しかったのは目覚ましなのよぉ~!
ということで、せっかく探して持ってきてもらって
大変恐縮ではあったんだけど、丁寧にお断りしました。

美しい夜景でした。


さて、明日はいよいよ帰る日。
あぁもう帰らなきゃいけないんだぁ~といいながら、
荷造りはしっかりしておかなきゃ。
ということで、NHKなんて見ながら早めに荷造りしてると
ちょっと寒くなってきた。
この時点でナオは既に就寝体制。
一旦詰めた荷物から長袖シャツを出して重ね着してみる。

まずい・・・
寒い・・・
それもすごく・・・
まさに悪寒です。

とにかくもう一枚長袖をきて、布団をしっかりかぶり、
寝てみるものの、ちょっとうなされてる状態で、
ちっとも眠れない。寝なきゃ熱下がんないよぉ~。
きっと、昼間に「エジプトで死んじゃってもいい」なんて思ったから
バチがあたったんだ。きっとそうだ。
「お願いですから、もう一度ダーに逢わせてください。お願いします」と
知る限りのファラオにお願いしました。

つづく・・・

2007-04-25

18.さよなら、アレキサンドリア

2月17日
さすがに地中海まで来ると、ちゃんと四季があるらしく、
やっぱり今は冬なわけで。
寒いです。ふつーに。

朝ごはんは昨日ピアノを楽しんだロビーから降りていきます。
しかし、ここに及んでクイの体力もかげりを見せ始めてきました。
おなかがグルグルしてきちゃって、
でも下痢ではないんですよ。
っていうか、超便秘症のクイが下痢になるなんてことは、
かなり稀有なことなもんで、それだけでブルーになりそうです。
せっかくの朝ごはんも少なめに抑えていただきました。


エジプトとは思えない景色

モサモサ食べれなくて残念


さて、残ったアレキサンドリア観光からスタートです。
アレキサンドラの街中をバスで抜けていくのですが、
一本裏道へ入ればやっぱり下町の風情です。
今日は土曜日で、休みの次の日です。
だから日本で言うことろの月曜日なもんで、
どこも月曜日は渋滞なんですよ。
朝のラッシュもあるし、トラム(路面電車)にも道を阻まれるし、
昨日モっちゃんがちょっと強引にいくつかの観光を前倒ししたのにも
かかわらわず、出発時間は予定通りだった理由がここで判明です。
アーシェを売り歩く姿はやっぱりエジプトなんですよね。
というわけで、とんでもない細い道を観光バスでグングン
入っていくバスの運ちゃんはすごいです。

コレ見ると都会でしょ


最初の観光地は【カタコンベ(地下墓地】です。
元は貴族のローマ式墓地で、だんだん共同墓地になったようで、
ちっとも興味がないので、話をあんまり聞いてませんでした。
施設の入り口を入るとちょっとした庭があって、
そこにはアスワンから持ってきたと思われる花崗岩で作られた
棺などがオブジェ化してます。
地面に向けて筒状の空洞が掘られておりその周りに階段があって
そこを降りていくと、地下には広い部屋のようなものがあり、
そこから奥に細い道がぐるぐるとあって、その両側には
横穴があいている。
まさにそこが棺を納めるお墓です。
なんかモルグのようですわ。
エジプトのお墓参りは泊りがけだったようで、
この広い部屋のところに参った人が泊まって行ったそうです。
だから現代のお墓も人が寝れるような普通のうちっぽく
なっているんですね。
ここには沢山の遺骨があったそうですが、
時期によっては地下水が50センチほど上がってきて
水浸しにされたため、ずいぶんやられちゃったみたいです。
今でも浸水するようですよ。

次は【ポンペイの柱】です。
やっぱり街中の小高い丘の上に、一本の柱と2頭のスフィンクスが
あるだけの遺跡なんですが、元々はローマ皇帝によって建てられた
「セラピス寺院」という神殿に併設された図書館で、今は一本しかない柱が
かつては400本あったというからかなり大きな施設だったんでしょうねぇ~。
んで、「ポンペイの柱」って言うんだけど、
イタリアのポンペイとか名将のポンペイとも縁もゆかりもなく
どうやら勘違いで、この名前がついたらしいです。
この塔の台座部分には小さな穴が開いていて
そこから覗くとカルトゥーシュが見える。
でも、本当のファラオのためのものではなくて、
今のわれわれ同様、ファラオでもないのに自分の名前を
ヒエログリフにして楕円で囲みたかった人の仕業。

たんぽぽ咲いてました


クイ達のちょっと前に、やはり地方の小学生らしい子供達が
この柱を見学に来ていた。
モっちゃんに聞いてもらったら、小学校6年生らしい。
どうも子供達はアジア人が好きなようで、
ニコニコ話たそうな顔してこっちを見ている。
そして先生らしき人たちにペシペシ叩かれて
しかたなく帰って行った。

子供たちは日本人に興味津々


はっきり言って、ローマ時代のものにはあまり興味がなく、
どちらかといえば、この高台を囲むように住宅が密集し、
洗濯物がヒラヒラとゆれているこの雰囲気が非常に気に入りました。

さて次は【アレキサンドリア博物館】。
ここは元々アレキサンドリアを治めていた人、今で言う知事の別荘を
改装して作ったものだそうです。まさに白亜のお城でございます。
一階は王朝時代、二階はグレコローマン時代、三階はコプトとイスラム時代と
分けられていて、海から上がった彫像、大理石の柱、コインなんかもあり、
結構な量の展示品でございますよ。
ここはフラッシュたかなきゃ写真はOK。
本当にいろんなものがあって、結構楽しかったので、満足です。


まさに白亜の白でしょ

でも、案外こじんまりした造り


メドューサなんですよ

クレオパトラのはず


日本の花瓶みたいでしょ

マトリョーシカのような棺


どうしてもジャッカルに目が行く

美しいと思うんですけど


次は海の見えるレストランでランチです。
ここでも、クイは窓側の陣取ってしまい、
向かいには特攻隊長がいらっしゃいました。
さすが海のそばって事で、
やっぱりワンプレートには変わりないんですが、
シーフードのランチでボラをグリルしたものと、イカリングがでましたよ。
んで、この時のデザートがこれまでのベストでございました。


海が見えるんです

魚よりイカリングが最高でした

ドリンクメニューです

実はこのレストランで衝撃の事実が・・・・
おトイレで待っていると近くに添乗員のサトちゃんが。
「まったく他意はございませんのよ、私っ」って顔して
「佐藤さんはおいくつですか?」と聞いてみる。
もちろんサトちゃんはクイの年を知ってるんだから、
教えてくれて当然でしょ。
「だいたい、クイさんと同じくらいですよ」
「えっ、何年生まれですか?」
「○○年ですよ」
「じゃぁ、クイの一つ下になりますね」
・・・・などとそこから世間話を少し繰り広げました。
ここにきてかなりアバウトでおおらかな考えの持ち主であることが
うすうす分かってきました。
最初はかなり神経質できっちりした人っぽく見えたけど、
添乗員はそんなんじゃ壊れてしまいますよ、やっぱり。

ランチが終われば、さらばアレクサンドリア。
カイロへまた3時間かけて移動です。