2007-04-26

19.ただいま、カイロ

三度目のカイロです。
やっぱりアグレッシブ運ちゃんは3時間かけずに
カイロまで帰ってまいりました。
このバスの中でもう一人あだ名を決めました。
「ミスP」
彼女はどうも日焼けをひどく嫌っているらしく、
バスに戻るたびに日焼け止めを塗り捲っているのだが、
それが白いまま顔に残っていて、
真正面から顔が正視できないような状態になっています。
「日焼け止め」ではすぐにだれか分かってしまうほどなんです。
そんなに日焼けがだめなら、エジプトっていう選択肢は
普通ないんじゃないの?って思うんですけどねぇ~。
まぁお母さんと2人での旅行なので、母の強い希望だったのかも。
ミスPの理由は紫好きだから。
パープルのPでございます。
ちょっと近寄りがたい彼女だけど、ディナーで一緒の席になったりして
話してみたりするとひどく感じのよいお嬢さんなんですよ。
だから「ミス」をつけてあげましたっ。

カイロに近づくと右手にピラミッドが見えてきたが、
もう大騒ぎなんてしないのさっ。
すっかり慣れてしまったんだもの。
クイがはじめて富山に行ったとき、
立山がそびえたつその景色があまりに美しくて
ひどく感動したんだけれど、
今ではたまに天気のよい時にちらっと見る程度になって、
すっかり生活の一部となってるんですが、
いわゆるカイロの人々にとってピラミッドは
そんな感じなんだろうなぁと思いにふけっておりました。

今日はもうそのままホテルにチェックインして、
夕飯までは自由時間。
今度のホテルは【セミラミス・インターコンチネンタル】
昨日のヘルナン・パレスティヌはゆったりとして優雅なホテルで
すごくよかったけど、こっちは都会の洗練されたホテルでGOOD。
特に、今回クイたちはホテルアップグレード&眺望指定にして、
スタンダードより2万円ほど多く払ってるもんだから、
見事なナイルビューの上に、11階だから大きな橋や町並みも
美しく見える。
そしてそして、それ以上にびっくりなのが、角部屋でセミスイートな
お部屋だったのですよぉ~。
間違えてダブルブッキングでもしちゃったの???って思うほど
ゴージャスなお部屋で、もちろんミニバーもあるし、シャワーと
バスタブが別になってるし、なんとミニキッチンあるし、
これまでで一番のお部屋でした。
結局、アレキサンドリアで前倒して観光したことで、
このゴージャスなお部屋で過ごす時間を増やしてくれました。
さんきゅ、モっちゃん。


ベットもひときわ広い

部屋の広さがわかるかな?


これでどうだっ!

立派なキッチンもあります


・・と、すっかり部屋に入ってテンションあがってみたものの、
しばらくすれば、平常心に戻り。
ここで初めて2人だけで道を歩いてみることに。
はっきり言って、今回の旅でモっちゃんの庇護のない状態で
普通の町中を歩いてないんです。
ホテルの玄関から出てみると、道路を挟んで、ナイル川が流れてる。
だもんで、ナイル川へいきたいのだが、
道路が渡れない。。。。
横断歩道まで行かないと渡れないほどの交通量なのよ、カイロは。
でも地元の方々はすげータイミングと身のこなしで渡るのです。
とてもじゃないがクイとナオだけでは中央分離帯まででも
たどり着けないと思います。
というわけで、道路を渡ることを断念した、となると、
あとはホテルの周りをぐるりと回るのみです。
それでも、ぐるっと一回りしただけで、
やっぱりじろじろ見られるし、TAXIの運ちゃんはガンガン話しかけてくるし、
そのうちついてくる始末。
そして「ボクは日本人と結婚するのが夢なんだっ!」などと叫んでる。
「I wish your dreams come ture.」と言って若干小走りで
すぐに帰って来てしまいました。
あ~、怖かった。

命カラガラ撮って来た画像


この立派なホテルは、中にちゃんとショッピングモールが入ってて、
カフェやお土産ショップに美容院に花屋などなどかなりの充実ブリ。
ここのジュエリーショップで、お土産にと思ってたアンクのペンダントトップを発見し
二つ購入。
一つはダーに。ダーは最近IDタグのようなシルバーのネックレスをしてるので、
それにくっつけてもらおうと思って。
もう一つはスーツケースを貸してくれたカブにお土産。
いつもエジプトのお店でパッケージについてはまったくの無頓着で
そのまま袋さえもいれず、手渡しなんてこともあったけど、
ここではちゃんと小さな袋をくれて、なんだか感激。
それにここで接客してくれた女性は、クイがエジプトで初めてしゃべった
現地の成人女性です。
男社会のエジプトではお仕事してるのはほとんど男性で、
なかなか女性と話す機会がなくて、ずーっと「話したいなぁ~」って
思ってたので、とってもうれしかった。
クイ達が「かわいいぃ~」って言いながら商品を見てると、
その彼女が「それはどういう意味?」かって聞いてきた。
まぁキュートとかプリティとかって言うと、
アラビア語で同じような意味で、「カワシィー」っていう言葉が
あるんだって。最初それを言ってるのかと思ったらしい。
同じような意味で「ダミール」って言うのもあるってことだけど、
これは前にモっちゃんから聞いて知ってました。

よくエジプトでは名前を聞かれる。
ここまで既に4,5回は聞かれてる。
ここでも聞かれた。
そして今回はクイも彼女に聞き返してみた。
快く教えてくれて、アラビア語で「神様に祝福された」っていう意味の
名前だって教えてくれたのに、肝心な名前を忘れちゃいました。
ごめんなさい。とってもかわいくていい娘でした。
一緒に写真とってくればよかったよぉ。

他のお土産ショップによってみると
ここには特攻隊長がまたワチャワチャ大きな声でしゃべりながら
忙しく店内を歩き回っている。
どうやら、値引きをさせようとしているらしいが、
例によって旦那さんは我関せずとニコニコ商品を見ている。
まさにジャパンの象徴とされる景色でございますね。

さていよいよ、旅も終盤なので欲しいものはモっちゃんに頼んでみる。
クイはアラビア語の目覚まし時計が欲しかった。
しかしこのあたりには売ってなくて、ショッピング街へいかないと
なさそうだとか。
しかしモっちゃんに頼んでいるこの時、その側にはショッピング街にあるお店
ベネトンの人がいたのだ。
実は、数日前にお土産としてモっちゃんから紹介された
ベネトンのエジプト綿で希望のカルトューシュを刺繍してくれるTシャツが
あったんだけど、これが本日納品で、ちょうど持ってきてくれていたところだったので
す。
そこで、色は何でもいいし、500LE(1000円位)ほどかかってもいいから
目覚まし時計を買ってきてもらうようにお願いしてくれました。
うれしぃなぁ~うれしぃなぁ~。

せっかくのアップグレードしたお部屋なんだから
あとは戻って、バスタブにお湯を入れてお風呂に入り、
分厚いバスローブをまとって、
ベランダのソファに腰掛けて、
心地よい音楽を聴きながら、
ナイル川の流れをボーっと眺めれるなんて、
本当にエジプトに来てよかったぁ~!
このまま幸せの頂点のエジプトで死んじゃってもいいと
思える瞬間でございました。
しかし、後でこんな風に思ったことを
思いっきり後悔する事態になろうとは、
この時のクイは知るよしもなかったのである。


部屋からの眺め

美しいでしょぉ~

すごく分厚いバスローブが気持ち良いの


さて、この後は19:00からのディナークルーズです。
ナイルを走る船に乗って、ディナーを食べながら、
ベリーダンスが楽しめるというもの。
この時、アブシンベルで買ったガラベイヤ風のシャツに
持ってきたパンツをあわせて、ハンハーリで買った
サンダルを履いていきました。
思いのほかシャツは大きくて、サンダルは歩きづらいことに
気づかせてくれました。
モっちゃんも初日に見た以来、久しぶりのスーツ姿です。
ホテル一階のロビーに集合し、そのままあのビュンビュン車の通る道路を
モっちゃんの指示の元、ナイル川へ渡り、
そこからしばらくのところに停泊してるクルーズ船へ乗り込みます。
もちろんクイたちだけじゃなくて、先客にはやかましい中国人たち。
思わずそのやかましさにモっちゃんは「静かにしなさい」と
注意しにいったほど。他にもイタリア人のツアー客などすごく沢山の
人たちがいました。
そして驚きなのはディナークルーズといいながらビュッフェ。
これには皆さんびっくりしてました。
想像していた静かで優雅なディナーってかんじではなく、
結構狭いし暗いし騒がしい、やっぱりエジプトよねって感じ。
しとやかに、ナイフとフォークでカチカチ、
いいタイミングでギャルソンがワインを注ぎにきて・・・
なんてことはよっぽどの高級レストランに行かない限りは
味わうことができませんのよね。
さぁ~毎回、席取りではクイはいい席についていたので、
これでは同じツアーの人たちに悪いなぁ~なんて思い、
窓際の席は座らずに、一番端っこの席に座ったんですが、
実はこの席、ベリーダンスが行われるところのすぐまん前だったんですよ。
思惑とは逆にまたまた、よい席に陣取ってしまうことになりました。
それどころか、2回目のダンスの時には、舞台へ借り出されて、
一緒に踊り、また写真をぱちぱち撮られ、
それを30LEで売りつけられる惨事。
まぁ楽しかったからそれでもよかったんだけどね。
食事は思ったより美味しかったんだけど、
すごい人数がビュッフェに集まるわけだから
長蛇の列で、とても並ぶ気になれず、
適当に取りやすいものをちょこちょこ食べて、
ワインも今回は白を2杯も飲みました。
ベリーダンスの後はひたすら回り続けるスーフィーダンス。
男の人がスカートのようなものをはいてそれがキレイに広がって、
とにかくずーッと回り続けている。
もう目が回るとかってレベルではございません。
さすがにこれはやらされませんでした。

一応ディナーな雰囲気です


非常にグラマラスなベリーダンサー

周りすぎてバターになりそうです


ダンスの後はデッキへ行って、夜景見学。
と行きたかったのだが、さすがの寒さにちょっとだけで退散。
あっという間に2時間のディナークルーズを終了です。
最後にまたギャルソンのあんちゃんと仲良くなったので、
写真を撮ることになったのだが、クイのデジカメで盛んに撮れという。
そして、撮った画像を見せると満足そうに去って行った。
これっていったい・・・


クルーズ船からの景色

外から見たセラミスホテル

クルーズ船スカラベです

クルーズを終えて、ホテルのロビーに戻ると
さっき目覚まし時計をお願いしたベネトンの人がいる。
モっちゃんに寄っていってみると、
実は目覚まし時計は見つからなくって、腕時計しかなかったけど
これでよければ500LEでOKとのこと。
確かに文字盤がアラビア数字の時計なんだけど、
クイが欲しかったのは目覚ましなのよぉ~!
ということで、せっかく探して持ってきてもらって
大変恐縮ではあったんだけど、丁寧にお断りしました。

美しい夜景でした。


さて、明日はいよいよ帰る日。
あぁもう帰らなきゃいけないんだぁ~といいながら、
荷造りはしっかりしておかなきゃ。
ということで、NHKなんて見ながら早めに荷造りしてると
ちょっと寒くなってきた。
この時点でナオは既に就寝体制。
一旦詰めた荷物から長袖シャツを出して重ね着してみる。

まずい・・・
寒い・・・
それもすごく・・・
まさに悪寒です。

とにかくもう一枚長袖をきて、布団をしっかりかぶり、
寝てみるものの、ちょっとうなされてる状態で、
ちっとも眠れない。寝なきゃ熱下がんないよぉ~。
きっと、昼間に「エジプトで死んじゃってもいい」なんて思ったから
バチがあたったんだ。きっとそうだ。
「お願いですから、もう一度ダーに逢わせてください。お願いします」と
知る限りのファラオにお願いしました。

つづく・・・

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